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社寺仏閣

施工実績

出流山満願寺奥ノ院建替え工事(2011年2月~12月)

懸崖造り

 出流山満願寺は栃木県栃木市の北西部に位置する所で、弘法大師作の千手観音様が鎮座する、関東随一の大護摩祈祷寺です。
その山中にある奥ノ院は、高さ100m余りの断崖の40m位の位置に建造されており、総檜造りで、通し貫工法による架台の上に拝殿を組む懸崖工法で設計施工いたしました。
拝殿内奥には岩窟があり、その奥に鍾乳石で自然に形作られた高さ4m以上の十一面観音菩薩の尊像が祀られており、とても神秘的なパワースポットでTVドラマ、ガリレオロケ地となりました
     
解体前のお堂
長い年月風雨にさらされ腐食が進行している状態でした。
足場の設置
肝心かなめの作業床を強固に設置できたので最後まで無事にこうじができました。

人力での解体作業
安全を確保しながら少しづつ取外し、小さくまとめて搬出。

不良岩盤部を撤去、整形し基礎の安定向上を図る工事を施しました。
窟からの湧き水の流れを促す為、前列の基礎はRC梁で岩盤のくぼみを妨げず、柱の水掛かりも改善されました。
墨で加工形状を木肌に写す作業です。
突き鑿で通し貫穴を仕上げています。
全ての木材の木肌を台鉋で仕上げました。
金属金物を使用しない木組み作業です。
架台柱組立
通し貫の楔止めです。柱内部の継ぎ手にも特殊加工が施してあります。 
虹梁の復元をいたしました。
鴨居・欄間・長押・羽目板を組込んで木工事完了。
屋根・板金材は全てSUSを使用、特殊な金物を使い強度の向上と長寿命化を図る。
防腐防蟻剤が混入された、木材や人体に影響のない特殊下地処理塗料を施しました。
木材の呼吸を妨げない特殊塗料で仕上げました。
完成記念撮影。
無事に完成いたしました。
工事に携わって頂いた全ての職人さんに感謝いたします。

出流山満願寺本堂屋根一部修復工事

六地蔵上屋

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